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図3.5 ウォームギヤ寸法
3.7
歯形計算
(1)標準歯形解析
図3.4で与えたホブでホイールの歯形を計算します.
(2)干渉解析
すすみ角が大きい場合には, ウォームとホブのリードが異なるため歯当りが歯面中央に接触することがありません. 干渉解析は,
干渉部分を除去するためのホブ刃形を解析します. 詳しくは3.20項をご覧ください.
図3.6 歯形計算
3.8
かみ合い図
ウォーム軸方向中心断面の歯形を図3.7に示します.
この平面図で歯形が食い込んでいない場合でも, 中心部以外の歯面で干渉している場合があります. 干渉や組み立て誤差による歯当りは, 3.9項の歯形レンダリングで確認することができます.
図3.7 かみ合い平面図
3.9
歯形レンダリング
図3.7で干渉がない歯形でも歯形レンダリングでは, 図3.8及び図3.9のようにホイール歯面で大きく干渉をしていることが解ります.
図3.10に, 歯形レンダリングのコントロールフォームを示します. X,Y,Z軸回転角で観察角度を変更することができ, Z軸移動量で図の拡大,
縮小が可能です. また, ウォームの軸角やウォーム軸位置のずれによるかみ合いを観察することができます. |
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コントロールフォームの機能1は, ①ウォーム軸角調整, ②ウォーム軸位置, ③中心距離の調整ができ,
コントロールフォームの機能2は, バックラッシ角度を表示します.
 
図3.8歯形レンダリング(左) 図3.9歯形レンダリング(右)
図3.10
コントロールフォーム
3.10
歯形データファイル
ウォームとホイールの歯形データは, 図3.11に示す４種類の歯形CADファイルを出力することができます.
図3.12は, ウォームホイール歯形のCAD作図例です.
 
図3.11 歯形ファイル
図3.12 CAD作図例(IGES)
3.11強度計算初期設定
ウォームホイールの材料を図3.13で選択することができます. 図3.14に金属材料の選択画面を示します.
図3.13 強度初期設定(材料選択)
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