図10.1 Worm Bite2
10.1 概要
ウォームの歯切り加工は, 図10.2のようにフライスカッタ(または砥石)で加工する3形歯形が一般的ですが,
小形のウォームや電極に使用されるウォームはバイトで切削されています. 加工方法として図10.3のようにバイトを軸方向に対し平行に取り付けて切削すればウォームの軸方向歯形は直線となります.
しかし進み角が大きくなると一方の刃のすくい角が負となり反対側では逃げ角を大きくとらなければならないため切削が困難となります. このような場合には図10.4のようにバイトをねじ面に対し直角に取り付けて切削する事になります.
図10.4のようにバイトを歯直角に取り付けてウォームを切削すると切削後のウォーム軸方向歯形は,
直線とはなりません. Worm
Bite2
は, 切削後のウォーム軸方向歯形が直線となるようにバイトの形状を解析するソフトウエアです.
図10.2 3形ウォーム 図10.3
1形ウォーム 図10.4 2形ウォーム
|