図4.7 強度初期設定
図4.8 強度結果
4.7
歯形レンダリング
図4.9の場合, 良好な歯当り接触を示していますが, すすみ角が大きい場合には, 二段当りや, 歯先当り(図4.10)を生ずる場合がありますので慎重な設計が必要です.
ウォームとウォームホイールの歯当たりも工具の直径によりホイールの歯形が変化しますので異常歯先当りを生ずる場合があります.
図4.9γ=11.5°の歯当たり
図4.10γ=16.5°の歯当たり
4.8
ヘリカルギヤのねじれ角補正
図4.10の歯当りを修整するためヘリカルギヤの圧力角やねじれ角を修整する方法があります. 図4.12のヘリカルギヤの諸元補正を使用し,
はすば歯車のねじれ角を1°大きく補正した場合の歯形レンダリングを図4.11に示します.
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図4.11 β=17.5°の歯当たり
図4.12
諸元補正
4.9
FEM歯形応力解析
強度計算終了後, [FEM]アイコンをクリックするだけで簡単に応力解析を行うことができます. 図4.13にFEM設定画面を, 図4.14と図4.15にウォームとヘリカルギヤのFEM解析結果を示します.
図4.13 FEM設定
図4.14ウォーム(σ1) 図4.15ヘリカルギヤ(σ1)
4.10
回転伝達誤差解析
図4.16及び図4.17に伝達誤差解析の設定画面を示します. ウォームとヘリカルギヤに, ピッチ誤差を与え,
ヘリカルギヤを1回転させたときの回転伝達誤差の解析結果を図4.18に, ワウ・フラッタを図4.19に示します. また, 図4.20にフーリエ解析グラフを示します.
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