involute Σ (Spur & Helical Gear Design)


 
  involute Σ (Spur & Helical Gear Design)

  

1.15歯車強度計算(金属)

 歯車強度計算は, JGMA401-01,402-02に基づいています. 設計単位は, SI単位系, MKS単位系を選択することができます. 図1.25に強度の設定画面を示します. 材料の選択は, 図1.26に示しますように「熱処理」に適応した材料の選択フォームを表示します. 図1.27に, 強度計算結果を示します. 


図1.25 歯車強度の入力画面


図1.26 材料の選択


図1.27 強度計算結果

※オプションとして新しいJGMA6101-02, 6102-01 強度計算ソフトウエアを追加することが出来ます。

1.16歯車強度計算(樹脂) 

 樹脂歯車の強度計算は, Lewisの式を基本式とし, 材料の許容応力値は, 温度, 寿命などを考慮した実験値を採用しています. 材料の組み合わせは, [樹脂×樹脂]と[金属×樹脂]の強度計算ができ, 設計単位は, SI単位系, MKS単位系を選択することができます. 図1.28に, 樹脂歯車強度計算の入力画面を示します. 歯形係数は, 図1.3で与えた歯車諸元の歯形を基準にして決定し, 強度計算をします. 図1.29に, 強度計算結果を示します. 樹脂材料は, ポリアセタール(M90,KT20,GH25,その他)とポリアミド(ナイロン)です. 


図1.28 歯車強度諸元の設定


図1.29 強度計算結果

1.17軸荷重 

 歯車に作用する荷重と, 軸受けに作用する荷重を計算します. 荷重の種類は, 接線力, 法線力など各軸受けに作用する荷重を20種類計算します. 図1.30に計算結果を示します. 


図1.30 軸荷重

1.18フラッシュ温度 

 接触する歯面に発生するフラッシュ温度を計算します. 図1.31に設定画面を, 図1.32に, 無修整歯形のフラッシュ温度グラフを示します. 

 
  図1.31 フラッシュ温度設定   図1.32 フラッシュ温度