図2.33
測定データ設定
図2.34 測定歯形
(2)大阪精密機械叶サ測定機の測定データ出力の概要
図2.35の測定データの設定をすることにより測定ノミナルデータをファイルに出力します。「測定機(HyB-35・5)は、測定歯面を、「点」ではなく「線」で測定するため精密な測定をすることができます。3次元測定機のような格子点ではなく、線で歯のエッジ |
図2.35
測定データ設定
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まで測定することにより、騒音や振動の原因となる微妙な形状誤差をキャッチし、歯車の精度を追求します。」(大阪精密機械蒲lカタログより転載) |
2.20
ボール高さ
歯厚管理をするため歯幅の中央付近にボールを配置し、その時のボール高さを計算します。製造時の歯厚管理に適しています。図2.36にベベルギヤのボール高さを示します。
図2.36 ボール高さ
2.21
加工例
歯形データを使用して、ボールエンドミルで機械加工(歯形データファイル→CAD/CAM→NC機械)した例を図2.37に示します。また、図2.38に、STLファイルにより製作した光造形モデルの写真を示します。
図2.37歯車加工例 図2.38光造形モデル
(m1,NT28,α20°,β35°)
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2.22 測定例
involuteΣ(Bevel Gear Design)でベベルギヤ測定用の歯形データと測定ベクトルを出力してZeiss社の3次元測定機のベベルギヤ測定用のソフトウエア(GearPro-Bevel 2))で読み込み,
表示した例を図2.39および図2.40に示します。
図2.39 ベベルギヤ諸元
図2.40 ベベルギヤ測定用画面
※2) 「GearPro-Bevelは,ドイツ・カールツアイス社(Carl Zeiss IMT GmbH)の製品です.」
2.23 測定例2
inovoluteΣ(Bevel Gear Design)でベベルギヤ測定用の歯形データと測定ベクトルを出力して大阪精密機械椛ェ定機(HyB-35・65)で測定した例を図2.41に示します.
図2.41 ストレートベベル歯形・歯すじ検査例
2.24 その他
スパイラルベベルの歯すじを等リードで出力(オプション)することができますのでマシニング加工も容易です.(図27.7参照)
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