図22.1 諸元入力(内歯車)
歯車の解析条件を図22. 2および図22.3に示します。また、ピニオンには、図22.4のように20μmのクラウニングを与えて解析しています。解析結果を図22.5〜22.9に示します。
図22.2 メッシュ作成 図22.3 回転角設定
図22.4 歯すじ修整
図22.5 応力分布図(σm)
図22.6 応力分布図(σm)
図22.7 歯面応力分布図
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図22.8 変位図(P) 図22.9 変位図(G)
23. 強度計算式との比較(解析例)
図3.1の歯車に食い違い誤差0.05度と図23.1のようにピニオンに歯すじ修整を与えFEM解析した結果(図23.2〜23.5)と歯車強度計算結果(図23.6〜23.9)の比較を下記に示します。
強度計算結果はJGMA401-01、402-01とANSI/AGMA2001-C95の2種類について計算しています。これらの計算結果をまとめると表23.1となります。
解析条件として食い違い誤差と歯すじ修整を与えているため歯面応力は強度計算と比較して約2倍の応力となっていますが、歯元曲げ応力には大きな差がない結果となっています。
図23.1 歯すじ修整(端面20μm)
図23.2 応力分布図(σm)/ピニオン
図23.3 応力分布図(σm)/ギヤ
図23.4 歯面応力分布図
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