7.1 解析
(1)諸元入力、(2)メッシュ分割、(3)回転角度・トルク、(4)歯形修整・誤差角度の入力後に解析することができます。解析前に設計データを保存することもできます。
解析は、(1)歯面応力の計算、(2)メッシュモデルのFEM解析の順に行います。また、複数個の解析を効率よく行うことができるオプションがありますので、適宜ご利用ください。
解析後は、(1)要素応力、節点変位、節点応力、膜応力の数値一覧表、(2)応力分布図、(3)変位分布図、(4)歯面応力分布図、(5)外面最大応力、(6)歯面変位グラフ、(7)膜要素応力色付き表(8)内部応力で結果を確認することができます。
解析結果の応力は6応力成分と主応力3つと相当応力の合計10種類あります。変位は3軸方向の変位と総変位の合計4種類あります。
8 FEM解析結果(数値一覧表)
数値一覧表を図8.1に示します。画面の0行目をクリックすると昇降順に表示しますので応力や変位の最大となる節点番号や要素番号を確認することができます。また、確認後は要素と節点を図中で点滅させることができますので、最大値の数値と場所を確認することができます。
図8.1 変位と応力一覧表(応力10種類)
図8.2 変位と応力一覧表(変位3種類)
9 FEM解析結果(応力分布図)
応力分布図はσx、σy、σz、σmと主応力S1、S2、S3を表示します。例題歯車のピニオンの応力分布図を図9.1〜9.7に示します。ギヤの表示も同様に表示します。図は拡大、縮小、回転させることができ、任意の要素番号と節点番号を点滅させることができます。
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図9.1 応力分布図(σm)
図9.2 応力(σx) 図9.3 応力(σy)
図9.4 応力(σz) 図9.5 主応力(S1)
図9.6 主応力(S2) 図9.7 主応力(S3)
10 FEM解析結果(変位分布図)
変位分布図は、x、y、z方向の変位と総変位の色分布図を表示することができます。図10.1に変位分布図を示します。
図は拡大、縮小、回転させることができます。また任意の要素番号と節点番号を点滅させることができます。
図10.1 変位図とコントロールフォーム
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